外国人に日本語や日本語文化を伝える仕事、日本語教師。
日本国内はもちろん、活躍の場は世界中に広がっています。 いざ日本語教師を目指す際にはいくつかの資格があり、それを取得することが第一歩となります。
そこで重要になってくるのが資格取得のためのスクール選びです。
スクールによって目指す資格やカリキュラムの内容が異なるため、内容をよく見比べ慎重に選ぶ必要があります。
それでは学校の選び方のポイントと注意点をみていきましょう。
日本語教師になるための学校の選び方
まず日本語教師を目指すにあたり、①どのような資格を②どれくらいの期間をかけて取得したいかを考えます。
どの資格を目指すのか
①については、通常スクールに通えば「日本語教師養成総合講座の420時間カリキュラム修了」という、日本語教師の基本資格を1つ取得できることになりますが、同時に日本語教育能力検定試験という試験を受験し合格を目指すコースもあります。
この日本語教育能力検定試験というのがとても難しくだいたい30~40%の合格率と言われていますが、その分取得していると就職の際有利になる場合が多いです。
スクールによって試験の合格率に差がありますので、合格率の高いスクールをチェックするのもポイントとなるでしょう。
学習期間
次に②についてですが、フルタイムで通学するのか、仕事や学校などと掛け持ちして通うのかで通学期間が変わりますね。
目安として420時間のカリキュラムを修了するには、フルタイムでは週5日で6ヶ月の通学期間が必要となります。
もう少し長い期間をかけて通学する場合、週2~3日で1年、週1日で1年半~2年などスクールによって様々なコースがあります。
欠席しても他の日に授業を振替えることができたり、土日も授業を受けることができるなど、スクールごとに特色がありますので自分に合った通学スタイルを考えてみるとよいでしょう。
実践的なカリキュラム
また、資格取得と同時に、教壇に立つことを想定した模擬授業や、実際に外国人生徒を前に授業をするといった実践型のカリキュラムを設けたスクールもあります。
卒業後即戦力として活躍したいと考えている人はそういった点もポイントにして学校選びをするとよいでしょう。